2021年度教職介護等体験~特養~
体験前は、社会福祉施設はご家族で介護が難しくなってしまった利用者様がいて閉鎖的なイメージを持っていましたが、実習を行ってみると利用者様がとても穏やかに幸せそうに生活していて、私も穏やかな気持ちになりました。また、職員の方が利用者様一人一人の想いを尊重しながら介護にあたっているのを見て、自分が教員になった時も生徒一人一人と向き合って、生徒の意思を尊重できる教員になりたいと思いました。
初めは病院みたいなイメージが強く、正直あまり良いイメージはありませんでした。わからないことだらけでうまく学べるかも不安でしたが、日を重ねるごとに接し方や話し方など理解できるようになっていき、楽しく学ぶことができました。今まで高齢者の方と関わる機会がなかったので、とても良い経験になりました。「誰でも苦手な方はいる」という話しになった時に、何事にもポジティブな考えを持つということを教えていただき、この考えは今後も活用できると思いました。
ICFの考え方はこれからの学生生活や教員になった時に参考になると思いました。教育の現場も介護の現場も、人に対してサービスを提供する仕事であり人との関わりが重要です。他人の良い所を見れるようになる。誰に対しても平等である。ICFの考え方を意識して生活していきたいです。
相手の個性をそのまま受け入れ、ネガティブをポジティブに変換するICFの考えは、教員になる上で重要だと思いました。「思い通りにいかなくとも気に病まずに割り切れば良い」というご助言は目から鱗でした。ここをきっかけに、実習中に戸惑っていたことも躊躇なくできました。今回の実習は新しい学びを得られとても有意義でした。オンラインで利用者様とお話する難しさを感じた一方で、自分の置かれた環境の中で出来ることを探し、コミュニケーションを取る意識も学べました。