菅山留美子 | 社会福祉法人響会

2008年入職

訪問介護/サービス提供責任者

菅山留美子

学校卒業後、介護職として働いていた母親から介護の資格が取れる職業訓練校を薦められて入学。在学中の介護実習が好日苑であったことが縁となり、響会へ入職。特養とショートステイフロアで介護職として従事。結婚・出産の経験を経て、育児休暇後も特養へ復職。その後、デイサービスへの異動を経て現在はヘルパーステーションでサービス提供責任者として活躍中。

Q.1.介護職に興味を持ったきっかけを教えてください。

介護の仕事をしていた母から、職業訓練校に入学することを勧められたことが介護の世界に入ったきっかけです。正直、介護職に関心があったわけではありません。遠方で暮らしていた祖母が認知症を患い、東京で同居することになったとき、ヘルパーさんが自宅へ来ていたなと思いだす程度でした。それでも訓練校に通うことにしたのは、1年間の学生生活に魅力を感じたからです。学校で学ぶうちに介護に興味が湧いてきて、どうしても介護福祉士の資格を取りたいと思うようになりました。好日苑で実習を受けさせていただいたときは、まさに無我夢中という感じでしたね。

Q.2.特養で働き始めて、大変だと感じたことはありますか？

実は介護の仕事が日々楽しくて、大変だったことはあまり覚えていません。が、あえて挙げるなら、シフト勤務でしょうか。今日は早番、明日は遅番、その次の日は日勤…と、毎日違う時間に起きて仕事に向かうので、慣れるまでは苦労しました。中でも早番のときは朝早く起きるのが辛かったですね。それでも利用者様と過ごす時間はとても楽しくて、仕事を辞めたいと思ったことは一度もありません。とくに利用者様が夜寝る前、少しお話をすることが私にとっては貴重な時間でした。

Q.3.特養からデイサービス、さらに訪問介護へ異動になり感じたことありますか？

デイサービスへの異動が決まったときは不安しかありませんでした。でも実際に働いてみると、自分で考えたレクリエーションを利用者さまに喜んでいただけて、嬉しかったですね。今はヘルパーステーション勤務に変わり、サービス提供責任者としてケアマネとヘルパーとの間を取り持つコーディネーター業務を行う一方、自分自身がヘルパーとして利用者様を訪問することもあります。訪問介護を行う際に心がけているのは、短い訪問時間の中で信頼関係を築いていくこと。特養で働いていたときは、利用者様の生活24時間の中で関わっていくことができたのですが、今は常にお会いできるわけではないので、そのときそのときを大切に、一生懸命にケアをさせていただいています。

Q.4.異動先でいつも楽しそうに働いている秘訣は何ですか？

「いつも楽しそうだね」とよく言われますし、実際、楽しく働いていますね。部署異動のお話を受けるたびに寂しさや不安はあるのですが、いつの間にか異動先での仕事がおもしろくなって、寂しさや不安は忘れてしまいます。また、子育てをしながら働くのは、想像していた以上に大変。子どもの体調によっては早退や欠勤も余儀なくなくされてしまい、仕事と家庭の両立は思い描いていた通りにはいかないことばかりです。でも、どの異動先でも一緒に働く周りの人たちが、辛いとき、悩んだとき、どんなときでも支えてくれたからこそ、続けてこられたのだと思っています。

Q.5.今後どのような支援者になりたいですか？

サービス提供責任者の役割は、ケアマネージャーが立てた介護サービス計画書をもとに、訪問介護サービスプランの立案や、ヘルパーへの指示・指導を行うこと。自分で考えたり、調整したり、人に助言したりすることがあまり得意ではない私にとって、新しいチャレンジになります。私の目標は、利用者様、そのご家族、職場の皆さんにとって、「安心して任せられる人」になること。まだまだサービス提供責任者の仕事に自信は持てないのですが、苦手なところは克服していって、周囲から頼られる存在になりたいですね。